夫婦別姓の法律

夫婦別姓の法律
日本国憲法第24条に次の記載があるんや。
(1)婚姻は、両性の合意のみに基いて成立し、夫婦が同等の権利を有することを基本として、相互の協力により、維持されなければならへん。 
(2)配偶者の選択、財産権、相続、住居の選定、離婚並びに婚姻及び家族に関するその他の事項に関しては、法律は、個人の尊厳と両性の本質的平等に立脚して、制定されなければならへん。

こう読むと反対派の方々の考えがわいの推定したものであるなら、「同等の権利」とか「個人の尊厳」っていうトコに反することになるんやないかと思うで。
そもそも、「名前」ちうその人に極めて密着しとる部分で本人よりも配偶者や親の考えがヒイキされる状況ってすでに人権が無視されとると思うわ。分別のつかない小さな子供ならともかく。
もちろん、「相手の姓になりたい」とか「相手の支配下に入りたい」って人もおるかも知れまへん。「夫婦の絆が...」って人ももちろん、それぞれ考え・事情があるでっしゃろ。
その辺を尊重しようってんで「選択的」ってこと。これでOKでしょ。

あと、「別姓だと子供がかわいそう」って意見があるけど、多様性や個人の権利、平等とかが尊重されへん世の中や親の価値観の方が子供がかわいそうだと思うわ。
オノレの子供がいつか改姓の問題に直面した時のためにも選択的夫婦別姓制度、必要だと思いまへんか?

ガキのころはオノレも「結婚すると女は男の苗字になる」のがあたりまえと思ってたんや。
「男の方が女より偉い」ちう感覚も潜在的には持ってたような気がしまんねん。
その両者には何ぞ関連があるようにも思うで。
男女差別(きょうびはジェンダーっていうのかな)の根本に今の制度が関係しとるように思う今日きょうびや。

皆はんはどうお考えでっしゃろか?
オノレの意志で同姓にした人、オノレの意志で別姓にした人、もしくは不本意に同姓にした人、別姓やけど実は納得しておらへん人、色々いらっしゃると思うんやが、特にこういうことについてあまり気にしていなかった方、ぜひちーとばかし考えてみてほしいと思っていまんねんわ。

| 夫婦別姓Page Top ▲

夫婦別姓

夫婦別姓についての詳しい知識・情報は「夫婦別姓」を読んでいただけるとよいと思うで。
夫婦別姓の簡単な説明だけを書いてみたんや。

今の法律では夫婦は結婚するときにどっちかの姓にしなさいとなってまんねん。
ちなみに女性が変えとるのが98%ちうのが現状やけどアンタ。
喜んで相手の姓に変える人もいれば嫌々変える人もいまんねんわ。
名前っていうのは常につきまとうものやので不本意に変えられてしまうとえらい苦痛や。
また、社会活動としても途中で変わってしまうのは不便でもあるんや。
夫も妻もオノレの名前を変えたくない、変えられへんちう理由で「別姓」にしとる夫婦もたくはんいまんねんわ。

「別姓」には大きく分けて2パターンあるんや。

ひとつは「事実婚」
お役所に婚姻届を出さない、事実上の夫婦や。
「そんや同棲やん。」って思う人もおるかもしれまへんが、違いまんねんわ。
オノレも周りも夫婦であることを認識して、「家族」を形成しとるのや。
もちろん結婚式や披露宴をする夫婦もあるんや。
そもそも戸籍っていうのはお役所が管理しやすいように作っただけのもので日本と韓国と台湾にしかおまへん(韓国と台湾は日本が押し付けたらしい)。
やので、それほど大した意味はおまへん。
大事なのは中身や。
単にお役所に教えてあげておらへんだけで、ちゃんとした夫婦で、ちゃんとした家族や。
ただ、行政のサービスを受ける時にちーとばかし不便。

もうひとつは「通称使用」
お役所には一応婚姻届でどっちかの姓にしたんやと出しておいて、普段は夫婦共に今までの姓をホンマの名前として使いまんねんわ。
この場合は戸籍姓は本人にとって「お役所が使っとる識別記号のようなもの」でしかおまへんが、状況によっては納得のいかないトコで戸籍姓を使われてしまうことがあるんや。
通称姓と戸籍姓をうまく使い分けへんと不便。

どちらにしても不便さと精神的ストレスは常につきまといまんねんわ。
そもそも「夫婦は同姓」を強要する制度はせいぜい100年位前にできたらしく、実はあんまり歴史のあるものでもおまへん。
ちなみに先進諸国で夫婦別姓を認めておらへんのは日本だけ。

で、日本もこれやあまずいなっていうので出来た民法改正案が「選択的夫婦別姓」。
文字通り「同姓」もOKだし「別姓」も選択できまんねんよって案。
この案、国民の過半数が支持してるし、今の民法が間違っとることは明らかなんで当然そのうち民法改正がなされるんでっしゃろが、一部の議員の反対でなかなか進まない。

なんで反対なの?って聞くと説得力のある意見はないみたい。
必ず口にするのは「家族の絆が弱まる」ってやつ。
おいおい、そんやあ外国は家族の絆が弱いってか?
それって昔の男尊女卑の考えを引きずっとる、「男が女を支配する形の夫婦」やないでっしゃろか。
結婚とは「夫の支配下に妻が入る」こと。
その象徴として今までの姓を夫の姓に変えさせて、男の所有物とするっていう考え。
パソコン用語で言うと今まで「鈴木」っていうフォルダに入ってた「花子」っていうファイルを「佐藤」っていうフォルダの中に移動させて、はい結婚やって感じ?
この時、新しいフォルダを作らんと元々あった「佐藤」のフォルダに入れようとする人もいまんねんわよね。
なんちうか,ようみなはんいわはるとこの「嫁」ってやつ。姓を変えることでその一族の人間にしてしまおうっていう考えやのでっしゃろ。
この、「結婚とはどっちかが相手の一族にもらわれていくこと」っていう考えは旧民法にあったらしく、すでに廃止されとるんやけどアンタ、いまだにこういう考えの人はようけ残っとるようや。

ようするにこういう流れを変えたくないってのが反対派の本音なのやないでっしゃろか。
もちろん、今の民法でも「女」が「男」の支配下に入れとは書いてまへんが。

| 夫婦別姓Page Top ▲